
入籍届けだけで、結婚生活スタート!!
『結婚しよう!→入籍しよう!→生活をはじめよう!』
ちょっと何か足りない気がしません?最近、結婚式を挙げずに結婚生活をスタートさせるカップルが急増中です。様々なパターン(初婚×再婚など)があるので、正確なデータは表現できないのですが、各エリアの婚姻届出数-挙式会場・披露宴会場の実施組数から鑑みると直感的には3割から4割近くのカップルが婚姻届の提出で新生活をスターとさせているように感じます。
理由は様ざま!!
①経済的な理由
②授かり婚
③再婚
④『結婚式をしたいと思わない』
昔両家両親に結婚の意志を伝え、その後は『仲人』と呼ばれる方に親同伴で挨拶に行き、結婚意思の報告と結婚式において、或いはその後の結婚生活の後見人として末永くお願いしますと頼みに行ったものです。
昔とはいえ、これは50年も100年も前の話ではありません。1990年代初頭まで殆どのご両家の婚儀には『仲人』という存在があり、当人同士の意識はもちろんのこと、まだまだ『家』と『家』という結び付きが結婚には色濃く残っていました。
メディア・情報の氾濫がブライダルをファッション化させ、実益主義にマッチした世相・文化の中で結婚式は『当人同士』の行事と変貌を変えた。いまや、『結納』や『仲人』と言ったキーワードはブライダル業界ではほぼ大きな意味を持たないものとなり、全体の比率でも1ケタ台ではないだろうか。
この子たちの未来が素晴らしいもでありますように。
本題の結婚から少々話が脱線してしまいますが・・・
『本当に今の若い子達は・・・』これは禁句である。何につけても禁句である。その文化が根付くまで放置した大人や社会や情報に、その責任があると思う。子供達は大人を手本として伸びているのです。全て『見て見ぬふり』をしてきた大人たちの付け回しが現在の子供達や若い世代の文化に大きく関係していることを忘れてはならないし、それを私達は自覚しなくてはならない。
自覚をしたならばそこで『目を背けずに向き合っていく』。
どんな発展途上国であれ、結婚は文化慣習としてその国その国で執り行われている。男性側はありったけの食料や衣料を持ち女性側の両親に最大の敬意を払いながら嫁として迎え入れる覚悟を伝える。婚儀には『今まで』や『これから』を見守る親族や周りの人たちが集まり、両家はありったけのおもてなしをし、中心の夫婦はその皆に永遠の絆を誓う。
これが、結婚の原点だと思う。
先に述べたとおり、確実に半数以上に迫る勢いでこの大事な『絆』の確認をせず(或いは他人の前ではせず)、結婚生活をスタートさせている国、日本。
耳の痛い話でも有るが、おおいなる自省を含め結婚式をビジネス化しすぎ、本質を伝えてこなかった我々にかなりの責任がある。
『何はともあれ、どんなことをしてでも結婚式だけはきちんとやらなくては・・・。』をしてこなかったツケが慣習や文化をも風化させ始めている。
意味のないものに仕立て上げた我々業界人やマスメディアはこの国の未来形成の最小単位である『これからの家族』に、今後どのような提案をしていかなくてはならないのか・・。
少子高齢化時代の中、結婚→出産は『日本の未来』の希望です。 結婚をビジネスとする私達が、この2人の恋愛観・夫婦観の確立やサポートを、どれだけ真剣に考えているのか。
業界全体で取組まなくてはならないという事を自覚しているのか。
『新しい家族のはじまりを支える』という、社会的な役割を認識して行動を開始しなくてはいけない。
結婚はショーではない、演出でもない。『互いの絆を確認する』『周知する』『自覚する』大切な儀式である。
『日本の未来の入り口に立った2人』にもっと責任ある大人でなくては・・。